初手トリルと言ってもスイッチが初手トリルする形、純トリパの初手トリルなのかトリルエースが一枚なのか二枚なのかのよって全然違うよねというお話です。今までと違ってトリラーはクレセではなくサマヨなのでかなり考え方が変わる印象です。
トリックルーム構築と言えば純正トリパと呼ばれる後発に2体のトリルエースを据えた構築を思い浮かべる方が多いと思います。ということでまずは純トリパから。
1.先発:猫or指+トリル、後発:2エース
構築例
てんのめぐみオフ準優勝構築 バタフリー入りトリパ【VGC2020】 - 今日も2好きは元気いっっぱい!
剣盾ダブルのトリパはこの形をベースに開拓が進んでいます。最近流行のブリムオン→リザードンにした形もありますが私がいくらか検証した限り、トリルを安定して打つにはスカーフバタフリー+ブリムオン+サマヨール以外の選択肢がありません。ザルなので何か抜けてるかもしれませんが…
1t 眠り粉+トリル
2t 地均し+交代
3t~5t 殴る
ここでトリル終了
こうなるとトリルが使えるのは実質3ターン。
この間に4体倒すか3体倒して残りの1体をぶん殴れる状態にしなければいけません。必然的に2枚のエースは守るも貫通するダイマ高火力or高威力全体技という構成で組むことになります。
トリルさえ決められれば八割方勝てるものの純正トリル専用の対策をしっかり積んでいる相手が少なくないのであまり安定しない感触です。選出画面で考えることはかなり多く選出択も結構あります。
2.先発:初手高速高火力+トリル、後発:1エース+スイーパー
隣に高火力のポケモンを置くことでそいつを実質この指(あるいは縛りの解除を強要する)形でトリル起動をサポートすることができます。
今までのトリパだと後発にエース1枚+中速詰め役を置く形や5世代のスイッチトリル派生に近い形になりがちでしたが、今作では(少なくともクレセ解禁までは多分確実)サマヨの高耐久を活かしてトリル終了時に後発から高速スイーパーを出す形で構築の選出パターンを組むのが一般的になるでしょう。
1t 攻撃+トリル
2t ヒヒダルマ落ち+自由 ギガイアス投げ
3t~4t 殴る
5t どちらか落ち、ドリュウズ投げ
ここでトリル終了
6t ドリュウズ殴り→勝ち
上手く行っていればトリル終了時点で相手の残数は1体ないし2体(1体はドリュウズの圏内で残数2-2)になっているはずです。後は殴って勝ちという形になるでしょう。
もういくつか既出のパターンはありますがそれは後編で書きます。
後編を書くかは未定です。もし書いたら自分で考えてるパターンも一緒に書くかも。
本日のまとめ
- 猫騙しが実質機能を停止し、トリル役がほぼサマヨール一択になったことでトリル構築の展開速度が低速化
- 低速化に伴って2枚目のトリルエースではなくトリル終了後を見据える高速アタッカーを採用する形やスイッチトリルの形でバンギラス+低速エース1枚を構築に投入する形の構築が発展
後編目次
3.先発:この指+トリル、後発:1エース+スイーパー
初手イエッサン+サマヨール、後発バンギラス+ドリュウズ
4.先発:低速高火力+トリル、後発1エース+スイーパー
5.先発:初手高速高火力+トリル、後発:1エース+各種積みエース