クリスマスプレゼントです
メガネを持つことで周りと火力指数が一致するためダメージレースを戦いやすくなったことが原因だと思われる。
これの話です。
火力指数と耐久指数
火力指数
時代を経てすっかり使われなくなりましたがこの記事では攻撃力×威力とします。
耐久指数
この記事ではH*BorD/0.44とします。0.44がわからない方はダメージ計算式から逆算してみてください。計算できれば多分わかります。
ダメージ計算式概算
0.44*(A*威力)/(H*BorD)=最高乱数時のHP残量割合
ググったらちゃんとした計算式があったので一応引用
ダメージ={(攻撃側のLv×2÷5+2)×技の威力×攻撃側の能力値÷防御側の能力値÷50+2}×乱数(0.85~1)
Lvを50,技の威力をX,攻撃側の能力値をA,防御側をBとしてまとめると,
ダメージ=(0.44×X×A÷B+2)×乱数
ダメージ割合は,相手HPをHとすると
ダメージ割合=(0.44×X×A÷B+2)×乱数÷H
2<<Hとして第二項を無視し,攻撃側と防御側でまとめると
ダメージ割合=(X×A)÷(B×H) ×0.44×乱数
- the 164th Blog - 【ポケモン】 理想耐久比・耐久指数
注:2<<Hとして第二項を無視
HPはほぼすべてのポケモンで133以上あるため無視している。
0.44*(A*威力)/(H*BorD)=最高乱数時のHP残量割合
(A*威力)=火力指数として
これを変形すると
火力指数=最高乱数時のHP残量割合/(H*BorD)/0.44
=最高乱数時のHP残量割合/{(H*BorD)*0.44}
今回は
(H*BorD)/0.44=耐久指数
とします。
これだけガチャガチャやっておきながら多分使いません
前置きで730字使いましたが本題に入ります。
火力指数の一致
さて、最初に挙げた構築の火力指数を計算してみましょう。ダブルダメージは相手2体にそれぞれ等倍、半減で受けられると想定して1.125倍して計算しています。
ガブリアスの地震
182*100*1.5*1.125*1=30712.5
クレセリアの眼鏡サイコキネシス
139*1.5*90*1.5=28147.5
ライコウの磁石ボルトチェンジ
157*1.2*70*1.5=24727
ウインディのフレアドライブ
154*120*1.5=27720
ギャラドスの鉢巻たきのぼり
194*1.5*80*1.5=34920
バンギラスのいわなだれ
186*75*1.5*1.125=23540.625
(岩技であることを考慮して2体に等倍想定)186*75*1.5*1.5=31387.5
クレセリアの火力指数は眼鏡込みでようやく周り並みだということが理解できたかと思います。これが無補正だと20000にも満たずサイクル戦で周りに負担を押し付ける可能性が高いです。
その場合クレセリアはサイクルに参加するべきではありません。トリル起動役といった別な形で役割を全うするべきでしょう。
ダメージレースとサイクル戦
さて、これを考慮してサイクル戦の想定をしていきます。
となると面倒なことに耐久指数が必要になっています。この記事ではH*BorD/0.44としましたがこの記事の内容だと相対比較だけでいいのでH*(B+D)の総合耐久指数*2を計算しましょう。
ガブリアス:40443
クレセリア:64532
ライコウ:37975
ウインディ:38582
ギャラドス:38233
バンギラス(砂考慮):54425
威嚇やリフレクター、バークアウト、半減実は考慮していません。
これだけ見るとクレセリアとバンギラスが異常な数値なのがよくわかりますが、現実には半減で受ける範囲が狭く抜群の技を受ける範囲が広いので体感だと結構数値が落ちます。この辺りをタイプや特性を絡めて評価することでより体感に近づけることができるでしょう。機械学習をしている方はそのあたりを各自設定する必要があります。
このあたりを考慮して実戦想定ではバンギラスやクレセリアの耐久指数を低めに見積もります。残りの4体は似たような数値であり、サイクルを回す上での穴は小さいでしょう。もし、バンギラスやクレセリアが数値通りの活躍をしてくれればその部分はこの構築の強みになるでしょうし(当然ながら相手がこのくらいの数値のポケモンを使いたければバンギラスやクレセリアを使うしかないため)そうでなくても抜群の技を受け続けなければサイクルが破綻するような負担を求められることは考えにくいかと思います。
シリーズ:ポケモン中級者になろう
としていくつか投稿できればいいなと思う次第です。
おわり
*1:ダブルダメージの0.75+ダブルダメージ半減の0..375の和